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その名は、ホールニッティングビッグバッグ。

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若い頃、お洒落はガマンだと思っていた。
痛かろうが、窮屈だろうが、使いにくかろうが、とにかく“かわいい至上主義”。
それに適応できるだけの体力や気持ちの余裕があったのだと思う。

が、いつからか実用性を求め、自分の“快”を大切にするようになり、
その結果、今では、まだかまだかと来ない出番を待ち続けるアイテムが、
クローゼットを占領している。

バッグも着替えよう。

おかげで、使うものは慎重に選ぶようになった。
購入だけではない、使用する場面でも、だ。これが大人になるってことなのかな。
そんなわけで、わたしはバッグもお洋服と同じく、頻繁に着替える。

オンもオフも、自社のバッグを使うことの多いわたし。
特に、営業に行くときのバッグ選びは非常に大切にしている。
セレクト次第では、その日一日のパフォーマンスに大きく影響するのだから。
(一日、歩きっぱなしになるからね。)

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お眼鏡に適った“ホールニッティングビッグバッグ”!

ペーパーヤーンで作られたこのバッグは、その名の通り、ザックリ手編みの大き目さん。
ペーパー(紙)ヤーン(糸)って、実は耐水性があって、
吸汗性や調湿性まであるという何とも頼もしい素材なのをご存じだろうか?
しかも、もとは紙だからすごく軽いのに、繰り返し使える丈夫さまで持っているなんて、
神だ!紙なのだ!。。。

肩掛け+軽い+大容量

大き目バッグを購入する際に、兼ね備えていてくれると嬉しいのが、しっかり肩掛け。
それは、やはり、実用的でとても重宝するポイントになる。
ゆったりデザインされたレザーのハンドルは、ジャケットを着ても余裕の合格点。

そして、軽い素材で出来ているのだから、当然、バッグも軽い。その上、大容量。
となれば、大入り御免!が決定することになる。
パソコンに、ノートに、手回り品に…どんどん参加メンバーが増えていく。
このバッグの本領発揮の瞬間だ。

洗いたい。どうしても洗いたい。

これは、もうどうしようもない衝動で制御しがたく、いつも悶々としているのだが、
わたしはどうやら、なんでも洗いたくなってしまう性分らしい。

今回の相手は紙。しかもハンドルはレザー。
デザイナーの悲鳴が聞こえる…気がする。
メーカーからすると、絶対にやめてほしい。当然、お客様には洗えないとお伝えしている。

でも洗ってみたいんだもの。どんなことになろうとも。ええ。自己責任です。
そんな葛藤を抱え、洗濯機へ、”えいっ”と投げ入れた。

結果、色落ちはしたものの、多少の型崩れ程度。(乾けば色落ちも気にならない)
ペーパーヤーンの丈夫さが証明されることに。
やっぱり、やってみないとわからないね!何事も。

ここまでのポテンシャルを秘めたバッグだったなんて!トータルバランス最高。
相棒として、今後とも末永く宜しくお願いします。ペコリ。

洗濯したビッグバッグ。
うん、まだまだ使える!
↓ ↓ ↓
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カタログはこうして作られる

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エナクアムがお客様に商品をご提案するにあたり、欠かせないもの。
そのひとつが商品カタログ。これがないと始まらない、とても大切なものです。

だから、気合を入れて作るんだけど、これがもうなんというか…
とてつもない重労働でして…

作成は、春夏、秋冬とシーズン毎に新作を発表するのに合わせ、年に二回。
年々、体力の衰えを感じつつ、もはや、根性だけで撮影に臨んでいるチームエナクアムです。

表紙からは見えない、撮影の裏側

今でこそ、スタジオを借りて、モデルさんにお願いして、撮影をしているわたしたち。

でも、昔は違った。スタジオなんて借りられないから、
自転車のカゴにたくさんの商品を積んで撮影スポットを探す。

雰囲気のいいお店の軒先を拝借したり(これ、借景違いだな。笑。)
お茶しに入ったお店で撮影させてもらったり、
とにかく、どうやって撮影場所を確保するかが一番の課題。

おかげで、今でも街を歩く時は、
「あ。ここ撮影に使えそう」「この場所は表紙向きだな」とか、
そんなことばっかりチェックするのが癖になっています。

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モデルはもちろん、自分たち。カメラマンも自分たち。

「顔、怖い…笑って!」
「姿勢っ!」
「動いてーーー」

何度やってもカチンコチン。へっぽこモデルが降臨する瞬間に何度立ち会ったことか。
それなのに、当の本人は表情もポージングもパーフェクトと思い込んでしまう謎…
脳内では颯爽と走れるのに、実際は足がもつれる運動会のお父さんと同じ現象です。(笑)

でもね、気が付くんです。写真を見て絶句するんです。想像とは別人の自分に。
お願い、フォトショ様!って何度叫んだことか!

その膨大な量の中から、奇跡の一枚を引っ張り出す作業は途方もない。
でも、たまに究極の一枚が見つかったりもして、
事務所にはいつもクスクス笑い声が響く、少しあったかい時間だったりもします。

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何役でもこなす

今、撮影場所が変わって、モデルさんが来てくれて、カメラマンさんが助けてくれて、
昔の状況とは少し変わりました。

衣装を用意して(ただの私物だけど)スタイリングして、その横で撮影補助に入りつつ、
たまに自分たちもモデルに駆り出される、かと思えば、
“風が欲しい”の一言に扇風機を持って走り、てんやわんや。

終わるころには、スタッフ全員の魂が宙に漂っているという現象は、昔も今も変わりません。

こうして出来上がったカタログを片手に、いざ商談へ。
自分たちも登場するカタログを持って、自分たちで営業に行く。
なかなか面白い。でも、何役であろうと遂行するのがチームエナクアムの鉄則。
少数精鋭だものね。

もうすぐ、また、その時期がやってきます。
よし、がんばろう。

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