2018/06/05
インテリアライフスタイル展が終了しました。

IFFTに出展しました。
こちらのブログで告知できなかったのですが、
5月30日から始まりましたインテリアライフスタイルトウキョウに出展させて頂きました。
インテリア系の展示会としては国内最大規模で、
面白いインテリア雑貨も多く、見ていてとても楽しい展示会です。
展示会とは、ブランドが新作を発表する場所です。
まだ世に売り出されていない、出来立てのサンプルを出品します。
毎年毎年エナクアムとして新作を発表するのですが、
企画の段階では、まだ誰にも求められていないものをイメージし、それを具現化していきます。
こんなの誰か買ってくれるのかな、と疑問になることもしばしば。
誰からもまだ必要とされていないものを想像して、創り出すデザインの現場は、時々張りつめた空気感が漂います。
そして最後はいつも時間との戦いです。
サンプルが来ない
ファッションのモノ作りは、アナログ要素がいっぱい!
特に私たちのような、手づくり品が多いブランドにとっては、マンパワーは命の源です。
だからこそ起きるニューマンエラーにどう対応するかが毎年の課題でもあります。
サンプルは一度で上手くあがることはほとんどありません。
ファーストサンプルから、何度かの修正が入ります。
修正も入らずに、ボツになることもあります。
(これが一番悲しいのだけど)
こうして何度か修正しているうちに、あれよあれよと展示会間際になってしまいます。
え、サンプルが間に合わない!
何年もこのお仕事をしているのですが、この瞬間、目の前が真っ暗になってしまいます。
展示会にサンプルが間に合わないという事は、お客様に新作をお披露目できないということ。
新しいエナクアムのこどもたち(比喩的に)が、世に出れないということ。
今回の展示会ではエナクアム初のレディースウェアを出品したかったのですが、
一部サンプルが間に合わず、ほとんどの来場者の方にお見せすることができませんでした。
新作を楽しみにして下さったお客様には、本当に申し訳ありませんでした。
ご来場ありがとうございました。
次回の展示会では、さらにバージョンアップした新作をお披露目したいと思っています。
手仕事を活かし、素材を活かし、ワクワクするようなエナクラムらしい商品を作っていきたいです。
会期中は、同業の方にも大変お世話になり、勉強させて頂くことが沢山ありました。
商品だけでなく、ブース作りのクオリティも高く、キャッチコピーに至るまで、
血が通ったモノ作りをされているのを見ると、もっとブランディングを深めたいという想いが
フツフツフツフツ湧いてきました。
そしてこの場をお借りしまして、ご来場頂きました全てのお客様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
足元の悪い中、貴重なお時間を作って頂きましたこと、重ねて御礼申し上げます。
