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Ena Kuamの手づくり

cable


手づくり力を考える

Ena Kuamのモノ作りの基本!
Yes, Hand made!
はい、ほとんどハンドメイドで作っています。

何でもかんでも手作りがいいとは思っていないのですが、
ちょっとへんぴな所でモノ作りをするためには、やっぱり人の手の力を借りて、
手づくり力を高めないといけません。

え?手づくり力!?

そう、人間力と同じ、マンパワーです。
マンパワーがなければ、何も生まれてこないエナクアムなのです。

フェルトもニットも織物も、プリントや染色や縫付けまで、
たくさんの人の力を借りて、一つの商品が完成します。
どこかで誰かがさぼったり、手を抜いたり、あくびをしていたりすると、
一気にクオリティが下がってしまいます。
だから、一人一人の手づくり力は、とても大切。

ほんのちょっとの力の入れ具合で、ニットの編地はこうも変わるのか!
フェルト化させるのに何回ごしごししたの?風合いが違う!
とか、些細なこと。
全て些細なことだから、なかなか現地の人には違いが理解できない。
でも上がってきた商品を見ると、全く違う!


クオリティーコントロール、生産管理とかなんとかっていうけど、
要するに、何度でも伝える!
これが、とてもとても大切なこと。

そして、この手づくり力を大集結させたのが「ケーブルシリーズ」



どどーーーーん!!

cablebackpack
Ena Kuamの大ヒットシリーズ「ケーブルニット」は、手編みとフェルトの真骨頂。
今ある全ての手づくり力を最大限に活かして作りました。

フェルトも手作り、ニットも手作り。
このシリーズを量産化できたことで、手づくり力が飛躍的にアップ!
現地と一体になったからこそ、成功しました。

二人三脚、何事も。



編んでいるところ



世界中の女性がつくっている

ニットは、Ena Kuamにかかせないデザインのエレメント。

編地によっては、途端におばーちゃんっぽくなっちゃうのがニットの不思議。
きっとみなさんのクローゼットに眠ってる、
何かこのセーターおばーちゃんっぽいんだよなぁってやつ。
あれ、着こなしではカバーできない難しさがあるよねぇ。

そして我々、チーム・エナクアムは、編み物なんて一切できないド素人集団。
なのに、ニットはかかせないって、無謀すぎる。

しかし、無謀なことへ果敢に攻め込むチャレンジャー精神を持つ我々は、
世界中で編まれているニットを、日々取り入れています。

なぜならば、ニットはとても汎用性が高いからなのです。
世界中の女性が、趣味として仕事として編み物をしているのです。
それはそれはとってもへんぴな所に住んでる女性達だって、編み物をしています。
インテリアの飾りなんて、お手の物。
小さなお人形や、センタークロスや、ブランケットまで、何でも編み物で作っています。



自然災害や戦争のこと


この世界中の女性たちが愛してやまないニットをデザインに取り入れて量産化する。
これは、エナクアムの一つのミッションでもあります。
女性たちとお仕事するって、楽しいからね!

で、その女性達の住んでる地域は、たいてい不安定だったりする。

だから例え量産化が成功したとしても、情勢のせいで、
突然、現地入りすることさえ難しくなったり、
突然、ガソリンの供給がストップして、移動手段を失ったり、
わたしたちの力では解決できない何かが、
本当に突然起こったりします。

そんな時、ニットであれば、ちょっと離れたどこかの地域に行って、
これ作れる?って聞くと、
たいてい誰かが作れたりするものなんです。
例え、国を変えなくてはならない事態が起こったとしても、
また違う国の女性に、これ作れる?って聞いて回ると、
すぐに多くの編み手さんを見つけることができます。



sky



クラフトマンシップとかじゃない

Ena Kuamの考える手づくり力。
それは、きっとクラフトマンシップなんかじゃない。
職人さんが何十年も修行して作り出す・・なんていう世界観ではないんです。
その辺でおしゃべりしているおばちゃんが、ひとたび棒針を握れば、
きりっと編み物をしてくれる。
何十枚作ってもそれがブレない。
そういう手づくり力。

もちろん、職人さんにしか出せないあの世界観は、個人的に大好きなんですが、
エナクアムに必要なのは、女性たちの明るさの中で作り出す手づくり。
ただ寡黙に、黙々と、道具から作って、なんてことはできないのです。
嬉々とした中で、できる手づくりを活かす。
その組み合わせが、エナクアムのデザインのベースになり、
大きなパーツになり、
エナクアムそのものになっているのです。


Peace is a big love!


cable toto



Ena Kuamの原点:「土に還る」

ミネラルミックス 4ナチュラル 9,000円+税




ブランドとイコールの存在=「ミネラルミックス」

ブランド立ち上げからずっと存在している「ミネラルミックス」シリーズ。
ヒトのこと、
電力のこと、
地球のこと、
品質のこと、
色んなことを考えた結果、行き着いたこのデザイン。

何が他のバッグと違うんだろう?


1、ヒツジのまんま
ヒツジから刈り取った毛、そのまんまを使っています。
染料を使わないから、そのまま土に還る。
もちろん色落ちの心配もありません。
私たちが考えるスーパーエコ素材。

2、縫製なし
ミシンを使わないから、電気がなくたって平気。
バッグは全て羊毛で繋がっています。
一体化!
これすなわち、糸が切れたり、ほつれたりすることはありません。

3、安全な毛刈り
ヒツジにとっての安全ってなに?
世界は色んな方法で毛刈りを行っています。
それは時としてヒツジの安全を脅かすことも・・・
Ena Kuamでは、ミュールジングしていないニュージーランド産とモロッコ産の毛を使っています。
ミュールジングとは

4、愛が詰まってる!
よく、「ハンドルの中には何が詰まっているのですか?」
と聞かれます。
はい、愛が詰まっています。
バカマジメです。


mineralmix2.jpg

ニュアンスを伝える難しさ
「ミネラルミックス」の難しさは、この柄にあります。
4色の羊毛を、微妙なさじ加減で混ぜ合わせて作っています。
色の混ざり具合やニュアンスを伝え、量産化に至るまで、本当に長い道のりでした。
だって、一つ一つ手作りだもん。
作り手さんによって、どうしても柄の出し方が変わってしまう。
でも柄が違うと、日本のお客様には納得してもらえない。

量産化が上手くいかず、シリーズの生産をストップした年もありました。
何とか生産はできたものの、まるで違う柄に上がり、お客様に大変なご迷惑をおかけした年もありました。
でも諦めずに、一歩、また一歩、何とか前に進み、
沢山のお客様に愛されるシリーズへと成長できました!

当初は原毛だけを使った4ナチュラルしかなかったのですが、
お客様からのご要望により、カラー展開をスタート。
どのお色も、大人気です。(*ノ∪`*)


image4

Ena Kuamの原点:「土に還る」
デザインや、生産や、営業や売り方、何か迷ったとき、
ブランドとして選択を迫られたとき、
この原点にいつでも立ち戻って、あるべき姿を想像するのです。
すると、何となくいつも答えが見えてくるんですね。
わたしたちにとって大切な原点です。


「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」 



プロフィール

管理人:Ena Kuam/エナ クアム

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Ena Kuamが考えるヒトと地球と素材にちなんだコラムです。
Ena Kuamが大切にしていること、
たくさんお届けしていきます。

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