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ネパールのヒト

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ネパールのヒト
ネパール人はシャイな人が多いと思う。
もちろんそうじゃない人たちも大勢いるのだけど、シャイじゃないように見えても、
人前に出ると、子供のようにオドオドしたりする。

大の大人が何してるの!
そんな小さな声で発表しても聞こえないよ!
日本だったらこんな風に言われるだろう場面に良く出くわす。

私たちは、小学校の頃から、発表する練習をしてきた。
グループで研究した課題を発表したり、学芸会なんか舞台で踊ったりしてきた。
参観日には、みんな必死で手を上げて、答えを発表しようと頑張ったし、
運動会ではチーム力をいかして、組体操まで発表してきた。
そのお蔭かは知らないけど、社会人になると、大抵それなりにプレゼンはできるようになっている。
最初はビビッていても、何だかんだ卒なくこなしている気がする。
もちろんそれでも練習は必要だけど。

そんな教育を受けていないネパールの人たちは、やっぱりオドオドしている。
その様子が、何だかとてもかわいく感じるのだ。
だって日本でいうところのおっさん(すみません(・_・;))と言われる年齢の人たちが、
小さな声でオドオドしている様子はなかなか見れるもんじゃない。
とっても小さな声で、ぼそぼそ何か言ってる。
時々体をクネクネさせて。


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眠らない人々
よくネパールってどんな国?って聞かれる。
いい国だよ、人がとっても優しいし、シャイなんだ。
って答えてる。

でも、私たち、実は、毎回悩まされていることがある。
それもかなり深刻に。

それは眠らないネパール人たち。

飛行機でネパールへ飛ぶとき、直行便がないから、どこかを経由していくことになる。
その経由地からカトマンズまでのフライトは、やっぱりネパール人が多くなる。
それは当たり前のことだ。
帰国する時も同じく、ネパールから経由地まではネパール人だらけになる。

ネパール人だらけの機内。
シャイなはずのネパール人。
フライト中、なぜか眠らない。
寝ないというか、喋る。とにかく喋っている。
夜便とか関係ない。
喋りたおしている。
しかもやたら大きな声で。

もちろん、眠っているネパール人もいる。
ゲームをしたり、映画を観てる人もいる。
でも毎回喋りたおすネパール人に必ず遭遇するのだ。

ここには、私たちが感じているシャイなネパール人はいない。


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実はシャイじゃないかも・・・!?
そこで私たちはよくよく観察してみることにした。
彼らのことを。
人前ではシャイぶっている。
いや、間違いなくシャイにみえる。

彼らはあまり前に前には出てこない。
アラブ人のように「私!私!」と手を上げて突進してくる感じではない。
だけど、よくよくみると、意見を言わずに意見を通しているようにも見える。
主張しないんだけど、主張を通している。
飴ちゃんがあっても絶対欲しいって言わないんだけど、
飴持って行ってというと、全部持って行ってしまう感じだ。

これはネパールの村社会の影響なのだろうか。
まだまだカーストが残るネパールで、村の社会は絶対的だ。
みんな各カーストや村のルールの中で生きている。
この狭い社会で円滑に物事を進めるために、彼らが見に付けてきた生き方なのだろうか。
などと考えてみる。


しかし、大したことは無い。
ネパールの社会の事なんか深く考えても、外国人の私たちには到底分からないし、
日本人との違いを見つける意味もない。


ただ言えること、
それは
夜便の機内で、おしゃべりはほどほどに。

それだけだ。


それでも彼らはやっぱりちょっとシャイな気がするのだけど。

MADE IN KATHMANDU

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Made in Kathmandu

ネパールの首都、カトマンズ、トリブバン国際空港では、
飛行機から降り立つと、歩いて飛行場を横切り、イミグレーションまで徒歩で向かいます。
大抵、どこの小さな空港でも、タラップが無いところは、バスに乗って、近くのエリアまで運ばれるのですが、
ネパールでは徒歩。

徒歩の格別の気持ち良さ。

飛行場に降り立って、ネパールの空気を一気に吸い込む。
こんな事できるのって、ここだけなんじゃないかしら。
あー気持ちいい!!



カトマンズはEna Kuamの本拠地。

ここでたくさんのモノ作りをしてきました。
正真正銘「Made in Kathmandu」



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夏のネパールで作るモノ


今年の夏、日本は猛暑ですが、ネパールもとても暑いです。
その暑いネパールで作るモノ、
それはフェルトアイテム。

羊毛をこねるだけでも大変な作業。
それをエアコンも扇風機もないところで、ひたすらこねる。
女性たちは、出来高制で働いているから、お仕事を持っていくと、とても喜んでくれる。

10月にはヒンズー教最大のお祭り、ダリッドが始まり、
親戚付き合いの多いネパール人たちの出費も増える。
そのために、今からみんなせっせと頑張っている。
週休1日、毎日頑張って働いてる。

日本から見ると、途上国の人って何だかあんまり働いてないイメージ。
暑いし、休日も多いし、のらりくらりしてそう。
家族が多いから、誰かが働いて、たくさんの人を養ってるんじゃないかな。

そんな風に上辺の途上国を遠目で見てる気がするんだけど、
実際は、朝から晩まで一生懸命働いてる人は多い。
交通機関のアクセスが悪いから通勤1時間、2時間はザラだし、
渋滞に巻き込まれると、就業時間に間に合わないから、余裕を持って出勤する人たちも多い。

何だか途上国の働く人たちって、日本と変わらない。
みんな社会の一員。
結構責任とプライドを持って働いてる。


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